古文 【全カテゴリー共通】 学習に関するQ&A|大学受験エリート

古文 【全カテゴリー共通】 学習に関するQ&A

このカテゴリーでは、参考書・問題集おススメ4選を使って学習する際に、前もって知っておきたいことをIzu(いず)が質疑応答形式でお話しします。

第10回は、古文【全カテゴリー共通】編です。

これからの古文学習にお役立てくださいね。

 

① 高校の古文って難しすぎませんか?

確かに、「古文が得意です!」なんて高校生はかなりレアな存在だと思います。

ですので、高1~高2の段階で苦手意識を持っていたとしても、それが普通くらいに思っておいた方が気が楽です。

高校入試でも古文が出題されますが、注釈がかなりついていたりと、現代文の延長線のような感覚で解けました。

ですが、高校の古文は「古文単語」・「文法」をしっかり固めないと、話がまるで入ってこなくなるんですよね。

ですので、ほとんどの高校生が最初は古文を難しいと感じてしまいます。

高3になる前に、基礎となる「古文単語」・「文法」を固めることが先決です!

何だか英語の勉強方法に似ていますね。

ただ、頭にいれなければならない単語等の知識は、英語と比べると多くはありません。

途中で嫌にならずに、まずは読解力の下地となる基礎をじっくり固めましょう。

 

② 「古文単語」・「文法」はいつまでに固めておかなければなりませんか。

古文に学習時間の多くを割くことは、他の科目との兼ね合いもありあまり現実的ではありませんよね。

ですが、基礎固めには時間がかかりそう…みなさん同じような不安を抱えていますね。

目標大学や部活動などの忙しさによって個人差はあると思いますが、1つ目安をお伝えしておきます。

遅くとも高校3年生の夏休み前まで、理想は高校2年生まで!」です。

入試本番から逆算しますと、遅くとも高3夏休みくらいからは「読解」中心の学習に移っていたいんですね。

基礎ができていない状態で文章(作品)を読んでも、ストーリーを正確に追いきれません。

ですが、入試問題は単語や文法を問うものは少なく、内容一致などの解釈が中心となります。

ですので、時間的余裕を持って古文読解に入れるよう、文系志望の方は特に、高校2年生までに基礎を固めるつもりで学習をコツコツ進めてください。

 

③ 単語帳は持っていますが、文法の参考書もあった方がいいですか?

そうですね、まず単語帳ですが、ご自身が使いやすければそのまま使ってください。

文法ですが、頭を整理する上でも「基礎固め」時に参考とする本はあった方がいいかと思います。

まとめ用として、書きこみ式のノートも市販されていますが、どのような点に注意すべきかの説明があった方が理解は進みます。

飽くまでノートは「サブ」の位置づけで、覚えた事項をアウトプットで確認する用に使ってください。

このサイトでは、古文【文法理解】というカテゴリーで4冊ご紹介しています。

まずはご自身の選んだ1冊を、全て理解し頭に入れるつもりでじっくり学習していきましょう。

繰り返しになりますが、古文に時間をかけすぎることは現実的ではありません。

例えば、「古文を学習する曜日・時間」を決め、間が空き過ぎないよう工夫しながら地道に進めていきましょう!

 

④ 古文読解の学習はどのように進めればいいですか?

古文単語・文法の土台を固めると、いよいよ読解中心の学習に入りますね。

もちろん文章を読み、自分なりに考え答えを導き出し、解答解説で確認する、という一連の流れは想像できると思います。

その際の注意点をいくつかお話しします!

◇ 読解演習用の問題集は2冊

→ 最初の1冊は、制限時間を気にせず「内容」をできるだけ正確に読み取りながら丁寧に進めます。

→ 次の1冊は、入試本番を想定し、制限時間を設けて解くようにします。

◇ ご自身の解釈と現代語訳の照合

→ 解き終わったら、一文ずつ「現代語訳」と照らし合わせ、ご自身の解釈とずれてしまった箇所の原因を探ってください。

→ 頭に入っていなかった単語の意味や、捉え違えていた文法事項があれば、その場で頭に入れ直しましょう。

◇ 間違えた問題の解説をじっくり読む

→ 間違えた原因が知識の不足であったのか、主語の捉え違いだったのか、など、解説を読んで明らかにします。

→ その上で、もう一度文章内で「正解を導くためのポイントとなる文」を確認しましょう。

最初の1冊のハードルを高くし過ぎてしまうと、現代語訳との照合作業だけでかなりの時間を使うことになります。

ですので、特に苦手意識がまだ抜けきらない方は、「難しすぎない」レベルの問題集から始め、2冊目で入試本番を意識したレベルに引き上げるようにしましょう。

 

⑤ 自分で現代語訳を全て作って訓練した方がいいですか?

力はつくと思いますが、それをやり続けるだけの時間を古文に割けますか?という現実問題に直面します。

ですので、おススメのやり方としては、以下のような学習になります。

◇ ご自身の解釈と現代語訳を比較する

→ 読解時に頭の中で考えていた現代語訳にズレがないか、解答解説の現代語訳で確認します。

◇ 明らかに「ズレた」文をノートに書き出し単語レベルに分解する

→ 解答解説の現代語訳になるよう、一文を単語レベルに分けて、品詞・活用の種類・活用形・省略された主語など、全てを明らかにします。

読み違えていた文だけを集中的に見直すのであれば、そこまで時間はかからないのではないでしょうか。

読解の復習に、ぜひこのやり方を取り入れてみてくださいね!

 

以上、よくある古文の「全カテゴリー共通」のQ&Aでした~!

高3になる前から、少しずつ・効率よく、学習を進めていきましょう。

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