文系数学 【ⅠA・ⅡB理解/ⅠA・ⅡB演習】 学習に関するQ&A|大学受験エリート

文系数学 【ⅠA・ⅡB理解/ⅠA・ⅡB演習】 学習に関するQ&A

このカテゴリーでは、参考書・問題集おススメ4選を使って学習する際に、前もって知っておきたいことをIzu(いず)が質疑応答形式でお話しします。

第12回は、文系数学【ⅠA・ⅡB理解/ⅠA・ⅡB演習】編です。

これからの文系数学の学習にお役立てくださいね。

 

 

① 暗記が好きではない場合は、文系数学で受験した方がいいですか?

暗記というのは、日本史・世界史のことでしょうかね。

どれも覚えるべき用語がたくさんありますし、避けたくなる気持ちはよく分かります。

ただ、全てを丸暗記に頼ってきた結果、日本史・世界史の勉強が苦になってしまっているだけの可能性もあります。

ここではまず、文系の「数学受験」のメリット/デメリットをお伝えしますね

 

<メリット>

□ 中堅私大までの数学受験であれば、日本史・世界史よりも問題が易しい傾向にある。

□ 範囲がⅠA・ⅡBまでなので、高校2年生まででひと通り学習が済んでいる。

□ もちろん暗記する項目は少ない。

ざっと挙げますと、こんなところではないでしょうか。

特に、高校2年生まででひと通り学習し終えている点は、公立高校に通う方の場合は特に大きなメリットになり得ます。

公立高校、としたのは、日本史や世界史を選択すると、全範囲を学習し終えるのは高3後期になってしまうこともカリキュラム上あり得るからです。

ですので、全範囲の演習時間を高3時にたくさん確保できる点は、文系数学の最大の強みです!

もちろん、暗記はほとんど必要としない科目ですので、膨大な量の暗記事項に気が重くなるようなこともないでしょうね。

 

<デメリット>

□ 国公立二次試験の文系数学・難関私大の文系数学はかなり難しい。

□ 共通テストは日本史・世界史受験者に比べて点数が取りにくい。

□ 学部によっては数学での受験がそもそもできない。

デメリットもいろいろありますね。

ご自身が志望する大学・学部が、数学で受験できることをまず確認しなければならないですね。

基本的には、文学部や法学部といった文系色の強い学部は、数学を受験科目に採用していないことが多いです。

高3になってからも、志望学部が変わったり違う学部を併願したりすることは珍しいことではありませんので、「併願先」が狭まってしまうことを承知の上で数学を選択することになります。

また、共通テストに関しましては、数学は理系の方が確実に受験する科目です。

そんな中で、共通テスト数学で文系生が高得点を叩き出すことはかなり難しい点も知っておきましょう。

 

メリット・デメリットをよく理解し、「自分にはメリットの方が上回る!」となる場合は、迷うことなく数学受験でいきましょう。

 

 

② 普段は教科書+副教材で勉強していますが、参考書と問題集も必要なんですか?

高校1~2年生の間は、普段の学習は教科書の復習と副教材の単問演習をしている方が多いかと思います。

定期テスト対策であれば、その学習だけである程度はカバーできるかもしれません。

ですが、文系数学で受験をする可能性があれば、話は別です。

高校で学習した内容を、期間を空けずに入試基礎レベルくらいまでは引き上げておく必要があります。

 

文系数学のメリットである「高3をまるまる演習に充てられる」点を活かすことを前提にしますと、高3になってゆっくりIAから復習するなどというのはもったいない時間の使い方に他なりません。

そのためにも、高校で1つ単元学習を終えたら、その単元の「出題のされ方」を参考書で確認し、解答までの過程に理解できない点がないかを確認します。

そして、問題集を例題を含めて自力で解いてみることで、入試でも通用する思考力の土台を築くのです。

 

そうは言っても、数学が受験で必要になるかなんて、特に高1生はまだ分からないですよね。

ですが、もしかしたら、いや、もしかしなくても、学びたい分野が理系学部にある可能性だってありますよね。

ですので、数学は「使わない」と結論が出るまでは、入試で使うものだと思って[参考書+問題集]の学習をしていきましょう!

このサイトでも、文系数学におススメの参考書・問題集を4レベルに分けてご紹介していますので、参考にしてくださいね。

 

 

③ 問題集で解けそうにない問題が出てきたら、どうしたらいいですか?

まずは自力でじっくり、ああでもないこうでもないと考えますよね。

その「考える過程」がとても重要です。

じっくり考えた後であれば、解答解説を見て「ここをこう考えればよかったんだ!」などの「思考の改善点」が分かります。

この気付きこそが、数学の力を伸ばしてくれるものなのです。

分からない→すぐ解答解説を読む、こんな勉強法では、似たような問題が出てきても多分苦戦しますよ。

 

ですので、自力で最後まで解くことができなかった問題や間違えてしまった問題には、×印などをつけておくといいですね。

日付も入れておき、1週間経ったら解き直す、のようなルールを決めておくのもおススメです。

×印の問題を中心に反復復習をすることで、スムーズな思考回路で解ける問題の幅が広がっていきます

もちろん、ただの「計算ミス」による間違いも、解き直しの対象としましょう。

計算ミスだから、で軽く済ましていては、いつまでたっても計算ミスは減りません。

解法が分からないことによる失点、計算ミスの失点、どちらも「失点」であることに変わりはありません。

計算ミスを誘発するような何かが潜む問題だったと捉え、解き直しの際には注意深く解き進めるようにしてくださいね。

 

 

以上、よくある文系数学の「ⅠA・ⅡB理解/ⅠA・ⅡB演習」に関するQ&Aでした~!

文系数学で受験する方は、前向きな理由を持って、早いうちから学習を進めていきましょう。

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